(仮訳)ポーランドで発見されたMniaecia jungermanniaeおよびPuttea margaritella
Czarnota, P. & Hernik, E., 2013. Mniaecia jungermanniae and Puttea margaritella (lichenized Ascomycota) found in Poland. Acta Societatis Botanicorum Poloniae. Available at: https://pbsociety.org.pl/journals/index.php/asbp/article/view/asbp.2013.014 [Accessed May 11, 2014].
【R3-00703】2014/05/12投稿

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3行まとめ

ポーランドの西カルパティア山脈において、Mniaecia jungermanniaePuttea margaritellaの2種を記録した。
両種はいずれもヨーロッパに広く分布するが稀な種で、ポーランドからは初の報告となった。
両種の分類・生態・地理的分布についての情報を掲載した。

(ポーランド新産種)

Mniaecia jungermanniae (Fr.) Boud.
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【よく似た種との区別】
Mniaecia nivea
中欧に分布する
形態的に類似している
本種と異なり子嚢盤が青色でない
本種と異なり菌糸体に色素を含まない

(ポーランド新産種)

Puttea margaritella (Hulting) S. Stenroos & Huhtinen
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【よく似た種との区別】
Micarea micrococca
コケに生息する
形態的に類似している型がある
子器が無色
子嚢胞子が時に隔壁を欠く
側糸が分枝し互いに吻合する
本種と異なり地衣体がほぼ宿主の葉の内部に存在するのではなく、宿主の表面に存在する
本種と異なり地衣体がゴニオシストからなる
Bacidina spp.
子器が淡色のことがある
子器の切断面が無色に近い
本種と異なり子嚢胞子が針状
本種と異なり子嚢胞子に隔壁を持つ
本種と異なり果托が側糸状の菌糸ではなく異形菌糸組織からなる
Fellhanera subtilis
子器が淡色のことがある
子器の切断面が無色に近い
本種と異なり子嚢胞子が紡錘形
本種と異なり子嚢胞子に隔壁を持つ
本種と異なり果托が側糸状の菌糸ではなく異形菌糸組織からなる
Vezdaea spp.
子器の切断面が無色に近い
本種と異なり果托が発達しない
本種より子嚢胞子のサイズがずっと大きい(子嚢胞子に隔壁を持たない場合)
Biatora veteranorum
子器が淡クリーム色
子器の表面が類白色粉状
子嚢胞子が小型
子嚢胞子に隔壁を欠く
本種と異なりコケではなく材にのみ発生する
本種と異なり柄のある粉子器を持つ